平魚泳 Hirasakana Oyogu

即興演奏②

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前置き

 

昨日の朝の投稿を終えて、
夕方のイベントに向けて、
会場の長崎鼻まで、
車で30分の道のりのどこかで、
また好い場所見つけては
ウクレレ練習するつもりで
朝、出発したのですが、
やっぱりそんなに集中して
即興のウクレレスケッチを
収録する時間がありませんでした。

 

なので、
昨日、書き残したことを、
一昨日のウクレレスケッチのリンクを
再び載せつつ、
書き足そうと思います。
(イベント本番終えての感想は
いつになることやら(笑))

 

 

 

 

普通と違うウクレレのチューニング

 

 

じつはこの
今回の龍神花祭に向けて練習した
ここ最近の日々のウクレレ、
ちょっと普通とは違うチューニングで弾いていたんです。

 

*************

 

普通、ウクレレのチューニングは
上から(4弦から)ソドミラとします。

 

でも、今回は
「ソミラ」。
3弦を1音上げて弾いたのです。

 

これによって、どんな変化が起こるのかと言うと、
3弦と4弦の関係が、
通常チューニングだと、ドとソが開放弦で鳴ります。

 

ドとソの関係というのは
ソがドの4度下であろうと、
ソがドの5度上であろうと、
ソがド(C)の和音上の属音になります。

 

それは、
純正律、倍音で考えると、
基音から響く倍音が
5度の音は共鳴するが、
4度の音は共鳴しない。

 

だから、
ドとソが鳴った時、
ドが基音になれば5度上のソが響く。
(たとえ、ソがドより低くても
ソの倍音上で響き合うのです)

 

ソを仮に基音(通奏低音)としても
ドの音は4度上にあるため
ソの共鳴音にはなってくれないのです。

 

なので、
ドとソが鳴った時、
響き方は、どうしても
ド(C)の和音上の響きに
自然に聴こえてしまうわけです。

 

これは、僕独自の解釈なので、
“音楽理論”で検索しても、
“属音””下属音”で検索しても、
倍音にまで思考を及ばせた説明は
見つかりませんでした。

 

おそらく、
何を言っているのか解らない人も多いかとは想いますが、
「なんか、面白そうな視点で音楽やってるな」
と思ってくれたら、
ぜひ、ウクレレ教室にお声かけください。

 

今言っていた倍音の話は
こちらが参照になるかと思います。

こんなことを考えている「平魚泳」の音楽に
興味を持ってくれたら嬉しいです。

 

*************

 

それで、話を進めます。
3弦、4弦が「レ」と「ソ」の関係に変わると、
ソの方が強くなり、
「レ」は「ソ」の属音となります。
4度と見るか、5度と見るかの関係が
「ド」と「ソ」・・・転じて
「ソ」と「ド」と同じでしょ?

 

響きは少し薄暗いかんじ

 

ようやく説明が終わった(笑)

 

なので、
1弦、2弦を主に変化させ、
基本1コードの概念で弾く僕のウクレレは
いろいろ、押さえるフレットが変わり、
全体の響き方も変わってくるのです。

 

ドの音が基調になって奏でるウクレレの音と
レの音が基調になって奏でるウクレレの音色・・・

 

なんか、
ちょっと薄暗い雰囲気のウクレレを
奏で易いように感じています。

 

それぞれの音色を生かした音のスケッチが
出来るようになりたいな。
なんて想いながら、
音を響かせ、日々学んでいます。

 

カリンバの龍ちゃんから刺激された

 

そして、こんなマニアックな思考を
さらに加速させてくれた人が
10/4に共演したコイケ龍一さんでした。

前回のブログには
10/4に共演した重松壮一郎さんの影響しか
記せなかったんですが、
久しぶりに会った龍ちゃんとの会話も
刺激的だった。

 

ほんと、こんな友人たちと
15年もの付き合いが出来ているなんて、
この人生、捨てたもんじゃないな。
と思います。

 

そして、
こんな1音1音について
熱く語るなんて、
世の中的にはお呼びじゃないよな・・・

 

いや、でも、
もっと理解不能な夢中力で
何らかのコトをしている人はいっぱいいるし、
そんな楽しい人たちと
これからも繋がっていけたらいいな♪。

 

 

それで、
龍ちゃんはこう言ったんだ。

 

ペンタトニックが大切

 

「現代はやっぱり7音階の音楽が主流になっているけど
僕はどうしても5音階(ペンタトニックスケール)が
好きなんだ。大切に想える」

 

くぅ〜
そのとおり!

 

僕もその理解を避けて来た。

 

ドレミソラド。

 

ファとシの無い、5音階だ。

 

ファとシが無いと、
調が、聴いてみて決定しづらくなる。

 

そこを利用して、
ファとシに相当する
4度と7度の音を
如何に入れるか。
もしくは入れないか。

 

音数が減って、
単純なメロディかと思いきや、
その5音を踏まえて、
ミ〜ソ、ラ〜ドの
短三度の音間に、
どんなステップを踏むかで、
曲の旋律が決まってくるんだ。

 

ほんと、
今回10/10の演奏が、
創作神話と共に、
いにしえな響きのイメージがあるもんだから
今回の龍ちゃんのひと言は
素敵な流れを創ってくれました。

 

ちょうど、4穴の
尺八的な
超低音の横笛も練習して、
いろいろ出番があるもんだから、
とってもとっても
勉強しています。

 

生き生きと夢中になってイケる社会へ

 

こんな音楽バカで
今後も社会生活営んでいきたいので、
応援よろしくお願いします。

 

こんな僕らそれぞれの夢中力が
生かし合える社会にしたいですね♪

ウクレレ教室へのご招待

ウクレレ教室

zoomでも行っているウクレレ教室への案内の他、
「指1本で弾けるウクレレ」
「3コードだけで弾いてみるウクレレ」の
弾き方のコツを説明。
10分×12本のウクレレ講座動画のコンテンツ販売へのご案内。
等、ウクレレに興味ある方、見てみてください。

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