平魚泳 Hirasakana Oyogu

YOASOBI「アイドル」を簡単ウクレレで①

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友人に、
ウクレレに夢中になっている
小学生の女の子がいて、
「何か簡単に弾ける曲ありませんか?」
と友人から聞かれ、
「どんな曲でも、曲の一番シンプルな構造を
理解すれば簡単にアレンジ出来るよ」

 

と言って、
最近の子が知ってる曲・・・
「アイドル」なんて演ってみる?」

 

・・・なんて言ってしまいましたヽ( ゚д゚ )ノ

 

それから、
youtubeで何度も聴いて、
ネットでいろんな解釈のコードをなぞって、
結局、複雑な解釈が多すぎて、
お手上げだったので、
歌のメロディを聴いては
一音一音楽譜に書き落とし、
そのメロディの配列から
どのコードが最適か?
を見つけ出すことにしました。

 

そんな理解でしたコード進行で
歌ってみたり、
原曲に合わせて弾いてみたりして、
「まぁ、違和感はないな・・・」
と、出来上がったので、
ちょっとこちらのブログで解説していこうと
思います。

 

ちなみに大まかなコード進行の解釈は
U-FRETさんを一番参考にさせてもらいました。

 

3コードあれば歌える

 

まず、
僕は曲のキー(調)の主和音があれば
何でも歌えると思っています。
(ハ長調ならドミソ)

 

いや、それはちょっと歌えないところ
あるだろ・・・

 

と弱気になって
少し音構成を分類して、それならば
主和音(トニック)
下属和音(サブドミナント)
属和音(ドミナント)
の、3コードを覚えれば
長調の曲だったら何でも弾けるぞ!

 

と、言いきってみました。

 

Cの1コードでアレンジして弾いてしまう
「指1本で弾けるウクレレ」という
プレイリストをyoutubeで作り、

 

 

その後、
やっぱり1コードだけだと
弾ける曲に限りがあるので
「3コードで弾けるウクレレ」という
プレイリストを作りました。

 

 

これらの動画では
原曲は様々なキーで出来ているものの、
それら全てを「keyC」に転調して
C、F、G(またはG7)の3コードで弾いて
歌えるんだよ。

 

ということを
確かめてもらうために作りました。

 

大きな分類を細かくしていく

 

そして、
コードの名前と種類は
さらに細分化することが出来ます。

 

より、
その曲ならではの「個性」を
感じられるようになります。

 

誤解もあるだろうけど
解りやすく例えると
1コード≒人間
3コード≒白人、黒人、黄色人
6コード≒白人男、白人女、黒人男、黒人女
     黄色人男、黄色人女

 

さらに色んな音を響き合わせてみると
裕福な家育ち、とか、老人、若者とか、
あんな経験したとか、こんな経験したとか、
「千差万別の個性」になって
それぞれが違う人生を歩んでいく。

 

こんな例えで・・・
どうでしょうかね(笑)?

 

3コードから6コードへ

 

先ほど、
3コードの次の細分化で「6コード
と記しました。

 

そう、「アイドル」は
3コードだけでなく、
6コードへの理解の入り口に立たないと、
説明しきれない・・・
と、ひしひしと感じました。

 

それでも、
曲の構成を「理解」するためにも
出来るだけ3コードの解釈で進めたいと思います。

 

どんな複雑な曲も、
一番最初は、一番シンプルな理解から
始めるべきです

 

「アイドル」の複雑さを知る

 

YOASOBIの「アイドル」は
出だしのkeyがG#(A♭)。
メジャースケールで曲が進むのかと思いきや、
すぐ「今日何食べた?」のところで
同主調と呼ばれるkey、G#m(A♭m)へ。
マイナースケールへ転調します。

 

そして「誰もが目を奪われてく」という
サビの部分で、楽曲にハリを持たすためか
どうかわかりませんが、
半音上げたkey「Am」という
マイナースケールに転調します。

 

さらに、
「誰かに愛されたことも
誰かのことを愛したこともない
そんな私の嘘が
いつか本当になること」
の「ない」で、
また半音転調して上がる。
A#mのkeyになるという!

 

これを確実な音程で歌うYOASOBIさんの
歌唱力はどうなってんだ・・・?

 

理解した上でシンプルアレンジに

 

と、
ここら辺の解釈は
いくつかの身につけた知識がないと
言ってること
チンプンカンプンですよね?

 

なので、
転調をしない白鍵だけで歌えるメロディに
変えてしまいます。

 

出だしのkeyG#(A♭)をkeyCへ。
使うコードはCFG7。
そのままCメジャースケール
ドレミファソラシドで歌えるように。

 

・・・しかし、やはり、
それだけではダメだ!

 

この歌は、途中からマイナースケールに変わる。
ラシドレミファソラ。
メロディが「ラ」で帰結する類のメロディだ。

 

なので、ここは是非とも
C,F,Gの3コードの他に
Am,Dm,Emという、
6コードを身につけていただきたいと
思うのです。

 

6コードの説明は次回へ

 

まだ実際の演奏には辿り着けず、
ずいぶんと長い前置きになってしまいました。

 

次回以降で「アイドル」の演奏に
取りかかろうかと思います。

 

転調しているのに
今回のアレンジではしないとか、
けっこう原曲のカタチを変えてしまい恐縮ですが
メロディの型だけは崩さず歌えるように
工夫しています。

 

なので、あと一息だけ、
C,F,Gの3コードを覚えた方に、
Am,D,Emの6コードを
追加で理解していただきたく
もう少し解説していこうと思います。

 

弾き方としては
むしろ簡単になります。

 

Amというのは
ウクレレのどのフレットも押さえない
全部開放弦を鳴らした時の音なのですから♪

 

続く

 

ウクレレ教室へのご招待

ウクレレ教室

zoomでも行っているウクレレ教室への案内の他、
「指1本で弾けるウクレレ」
「3コードだけで弾いてみるウクレレ」の
弾き方のコツを説明。
10分×12本のウクレレ講座動画のコンテンツ販売へのご案内。
等、ウクレレに興味ある方、見てみてください。

この記事を書いた人

平魚泳

ウクレレ弾いて、タイコ叩いて、笛を吹いて、歌う。詩人。音楽家。言葉の持つ力、音の持つ力を日々確かめています。

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