平魚泳 Hirasakana Oyogu

2022年最後のライブを終えて

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昨日、12/14(水)、
2022年、予定している最後のライブを終えました。

 

今後の予定は、
来年も含め、今のところ空白です。
(2023年の1/27~2/7まで、奈良へ帰省する
フェリーを予約したので、
関西で何らかの機会も創る予定です)

 

*************

 

それにしても、
ツアーであっても、単発のライブであっても、
聴いてくれる方を意識しての
ライブ演奏を終えた翌日は、
ぼ〜っとしてしまう。

 

共演した馬頭琴の岡林さんは、
今日も中津、北九州と、
精力的に演奏活動に向かって
旅立って行きました。

 

さて、
僕は今後、どんなビジョンで
音楽とつきあっていこうか・・・。

 

なんていう、そんな迷いや悩み、ではなく
決めた姿勢で対峙できた
好い共演ライブだったように想います。

 

*************

 

僕は
最近ブログで書いたとおり

描きたい詩があって
音楽を始めました。

 

岡林さんも岡林さんで、
様々な、持って生まれた特性と、
生きてきた出逢いによって、
馬頭琴というモンゴルの楽器を
演奏する人生となりました。

 

岡林さんは僕ではなく、
僕は岡林さんではない。

 

そして、
僕は岡林さんと出逢い、
岡林さんは僕と出逢った。

 

そして10数年の付き合いになります。

   

 

  

 

僕にとっては、
尊敬する先輩のような存在です。

 

世界中を旅して、
身を以って為した経験の数々。

 

「音の響き」を味わうことの素晴らしさを
僕に伝えてくれた人。

 

そして「馬頭琴」「モンゴル」「ホーミー」などの
カテゴリを仕事に生かしながらも、
本当はただただ無邪気に人生を楽しむ
とても魅力的な岡林立哉「個人」であるということ。

 

僕はそんな魅力を追いかけるように
「仲良くさせていただいていた」ように
感じていました。

 

*************

 

彼は彼で、
僕、平魚泳のこと、
僕の生み出した曲の数々に
とても敬意を払っていてくれる。

 

とても有り難いこと。

 

だから、
僕の最近の姿勢は、
場の雰囲気や、立場に寄せる必要はないんだ。
評価や売り上げを氣にすることなく
今、大切にしていることをしよう
と想っているのです。

 

*************

 

まったく違う表現形態をとる
平魚泳と岡林立哉。
「こんなに違うふたりが
同じブッキングでライブするなんて
あり得ないよね」

 

そんな感想、嬉しかったです。

 

ライブ当日、いや、舞台の直前まで、
僕はこの日のライブに
向き合う姿勢が定まりませんでした。

 

「旅人」やら「モンゴル」やら、
「音の素晴らしさ」に寄せて、
「経験させていただく」というような
若かりしモチベーションがない。

 

今、僕は「僕から創られた詩を歌う」
というモチベーションが
最近の欲求です。

 

岡林立哉の演奏も素晴らしく、
一緒の共演の曲も好かった。
そして平魚泳の独り舞台も、
ちゃんと表現出来たように
感じています。

 

様々な瞬間がありました。

 

氣の許せる友人たちが、
遠路や近所から
足を寄せてくれたこと。

 

僕の妻や子どもも来てくれて、
演奏の邪魔をされたり、子守りしながらの舞台・・・。

(この写真はうちの子ではありません)

 

鍛えられますね(笑)

 

*************

 

今後のvisionは?というと、
すでにこうして「realise」されてますが、
本当に、僕が僕として、
僕の描く音楽が
より多くの人に
伝わってゆくように「成る」ために
落ち着いた姿勢で
音楽に臨んでいこうと想っています。

 

具体的には、
ちゃんと引きこもって
レコーディングして、
たくさんある楽曲たちを
制作、アウトプットしていこう。
ということ。

 

そして、
「ライブ活動」とか、「旅」とか、
なんていうか、「やってる感」ある
活気ある活動を「よし」とする雰囲気に
引っ張られないようにしよう。

 

もちろん、
いろんな場所で、ライブ活動も
やる気満々なので、
普通に声かけてください。

 

でも、もう僕は
アウェーな感じ、
「経験を積ませていただく」
といったような、
お金でも何でも、
「寄せるような態度」で
音楽はしません。

 

描き、表に現しておきたい音楽があるので。

 

それと共に、
身につけてきた「音を楽しむチカラ」で
いろんな世界中の人たちと
遊んでいけたらな。

 

そんな、
相反するのかな?
双方のビジョンを
しっかり自覚しながら
来年2023年をリアライズしていこうと
想っています。

この記事を書いた人

平魚泳

ウクレレ弾いて、タイコ叩いて、笛を吹いて、歌う。詩人。音楽家。言葉の持つ力、音の持つ力を日々確かめています。

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