平魚泳 Hirasakana Oyogu

2ヶ月ぶりに千葉へ!

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マスクとウォークマン

久しぶりに飛行機に乗って
群衆のある地を踏みました。
そこで想ったこと。

「マスクをする」という行為は、
ウォークマンのイヤホンをして街を歩く
という行為に似ているんじゃないかと思ったのです。

 
高校生から、30歳を過ぎるまで、
ずっとウォークマン、
イヤホン依存症でした。
 
イヤホンして、
自転車をこいで学校へ通う。
当時はカセットテープ。
その日に選ぶひとつのアルバムが、
その日の、1人で味わう
一日の雰囲気を決めていた。
大切な時間。
 
雨の日は雨の雰囲気のアルバム。
春には春のイメージのアルバムがあった。
冬には冬の雰囲気のアルバムがあった。
 
イヤホンから聴こえてくる音楽に、
様々な思い出が染みついた。
学校サボって遠くまで行ったこと。
夜の散歩には
フィッシュマンズや、ヨ・ラ・テンゴなどの
サイケでクリアで浮遊感のある音が堪らなかった。
一人旅のトリップ感を味わうには
欠かせないアイテムだった。
 
最初は氣にしてなかったけど、
だんだんと問題に感じてきた。
 

そこから感じた問題

他者との関わりを求めなくなっていたんだ。
 
本音を言えば、
友達がほしい、
恋人がほしい、という
欲求はあったけど、
そんな「出逢い」が無くても、
ウォークマンがあれば独りでも
幸せになることが出来た。
 
そして、
イヤホンを耳に突っ込んで、
音楽にノリノリになっていたら、
誰かが話しかけてきても
聞こえないし、
話しかける方も、
「音楽を聴いていたのね。
中断させちゃってごめんなさい」
となるので、
よっぽどのことが無い限り
イヤホンしてる人に
話しかけたりはしない。
 
完全に
お一人様で居続ける
意思表示みたいなもんです。
 
電車で、バスで、飛行機で。
隣にいる他者に
関わらず、迷惑をかけず、
それでいて
自分の空間を存分に味わうアイテム。
 
適切に使い、
イヤホンの無いときだって味わえれば、
何の問題もない。
 

マスクも同じく

 
マスクも、
僕にとって、似た感じがするんです。
 
コミュニケーションを拒む意思表示。
「私は調子が悪く、
本来なら家で大人しくしているべき
なんですけど、
やむを得てない事情で外出しています。
口を隠し、外部との接触を
極力避けます。
家でリラックスしている状態に近いです。
だからこちらから敢えて
話しかけることはしませんし、
話しかけないでください」
 
人見知りで、あまり人と関わりたくない、
内向的な僕の一部にとっては、
マスクは落ち着きます。
 
マスクして、イヤホンして、
好きな音楽を大音量でかけて、
外出をすれば、
誰とも出逢わないし、
何も起こらない。
目の前で何かが起きても、
僕には関係のないことです。
 
そして、目的の場所へ着いたら、
この宇宙空間の移動装置を外して、
約束の人と会う。
(今はそこでもマスクを外さないか…)
 

悟り?

 
別に、
何処へも行かなくて
よかったのかもしれない。
 
何をしなくても
よかったのかもしれない。
 
誰かと会わなくても
よかったのかもしれない。
 
イヤホンから流れる世界に依存して、
内側から湧く想いだけに依存して。
 
何を求めているんだろう?
何を求めていたんだろう?
 
これは、大いなる発見で、
「世界の始まりは『私』にあったんだ!」と
悟りに近づく、アセンションであったとしたら
悦ばしいことです。
 
でも、もし外に、
何かを求めている本音が
自身の何処かにあるのなら、
この遮蔽行為には
競合がありませんか?
 

旅、外の世界に求めるもの

 
今、住む大分から
マスクをして飛行機に乗って
故郷の千葉へ向かっています。
 
涼しい飛行機で、
身動き出来ない状態で、
マスクして、イヤホンするのは
とても心地好く過ごせます。
 
成田に着き、
電車に乗り、駅を降りて、
街を歩いて、バスに乗る。
 
別に、
ローマの休日のような
出逢いを求めているわけじゃないよ。
 
でも、
ローマの休日を見て、
楽しくて、素敵な映画と、
多くの人が想ったわけじゃない?
 
ナニかシタくて
ギラギラしてるわけじゃない。
 
「だったらマスクして、
イヤホンして、
街を素通りして、
目的を完了させるためだけに
エネルギーを注げば好いじゃない?」
 
「トラブルは
なるたけ避けたいよね?」
 
「ハプニングは
予定が狂っちゃって迷惑よね?」
 
感染症に対して、
どれだけの効果があるかどうかは
本当のことなんて
全く解らないけど、
今述べたような心境への効果は、
僕は、
個人的に
大きな影響を感じています。
 

よかったこと

多くのリア充を創り出している、
ギラギラした感じのする
世の中への
コンプレックスが消えた。
 
大きな活躍を手にしてやろう!
という焦りが消えた。
 
多くの人、コトと関わって、
大きな何かを成し遂げる「成功」を得るには
マスクをする時間が増える、
という、
先に述べた「遮蔽への用途」とは
逆のアベコベな「活躍」を
手にすることとなる。
 
なんか、
そこまでして
求めるものではない。
 
本当に求めている感じが、
奪われたことで、
氣付かされた。
 
のびのびと、
生き生きと過ごせる時間を
より多く持ちたい。
 
いろんな人と、
心地好く、心地好い距離で
接していたい。
 
破壊と創造は
これからも繰り返されるでしょう。
 
水は高いところから低いところへ。
 
熱せられればまた上へと上がります。
 
ただ、
僕ら一人ひとりの
誠実な感触への味わい、
そして
創造したい未来を今ここで
想像する。
 
未だ来ず時を
今、想う。
 
そしてそこへ向かって歩く。
 
漠然としています。
 
この文章はこれらを
整理するためのものかもしれません。
 
そして、
音楽という、
ウクレレを弾いて、
タイコを叩いて、
笛を吹いて、
うたう。
 
という行為を、
想い新たに、
身体、心を動かし、
現実を創っていこうと
想います。
 

やっと本題!

今、大分から
故郷の千葉へ向かっています。

空き家になった実家へ。
草を刈り、整理を少しでも進めます。
 
遠く離れた地で、
出逢いの人がいないのは
寂しいです。
 
パソコン持っていれば何処でもいい。なんて
何処に行かなくても同じじゃないですか!
 
さらに
音楽をする「平魚泳」で
触れられる世界は
本当に悦ばしく、
大切にしたい想いで溢れます。
 
これで居られるなら
何処へでも行くし、
これで居れない場所は
・・・望ましい居場所ではないな。
 
一日、
演奏会の機会を
設けさせていただきました。
 
よかったら遊びに来て下さい。
 

平魚泳 ウクレレLIVE

◆とき
2022.08.03(水) 19:00〜21:00
 
◆ところ
平凡
千葉市中央区松波2-7-10
090-5301-8171
 
 
◆ねだん
1000円+1オーダー
事前に予約いただけたら幸いです。
 
【ご予約・お問合せ】
090-9246-5841
または平魚泳までお問い合わせください。
 
 

この記事を書いた人

平魚泳

ウクレレ弾いて、タイコ叩いて、笛を吹いて、歌う。詩人。音楽家。言葉の持つ力、音の持つ力を日々確かめています。

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