平魚泳 Hirasakana Oyogu

曲を弾くのに必要な3コードの概念について

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大分から奈良まで、
車で帰省している途中、
サービスエリアでウクレレを練習している人がいて、
友達か、自分を見ているようで
つい声をかけてしまいました。

 

彼はヒッチハイクの旅の途中でした。

 

僕は
子ども二人連れてのぎゅうぎゅうの車内だったので
彼を運ぶことは出来ませんでしたが、
音楽のことなど、ちょこっと話して、
「あ〜この表のことを伝えたかったな」
と後から思い、
インスタに載せて投稿し、メッセで伝え、
こちらのブログにも
ちょっと、ウクレレ教室なんかでお伝えしたい
音楽理論のことを書こうと思います。

 

コード=和音。和を成す響き合う音

 

ウクレレを弾いて、歌うにあたって、
伴奏のために、4つの弦をぽろんと鳴らす
和音(コード)を使います。

 

いくつものコード名があって、
覚えるのが大変に思ってしまうし、
法則もわからずに、
U-フレットなどに記載されているコードを
丸暗記して弾いていても、
歌い易いキーじゃなかったり、
応用が効かなかったり、
挙げ句の果てには
記されたコードのとおりに弾いても、
「なんか違うんじゃないかな?」
なんてことが多々あります。

 

なので、この表を見て、
基本的な法則を覚えてから、
弾き語ってみたい曲に挑戦してみると
好いと想います。

 

 

各キーにある「トニック」「サブドミ」「ドミナント」

 

まず、
楽曲には必ず「Key」、
日本語で「調」と呼ばれる
基軸になる音の高さがあります。

 

カラオケなんかで歌いにくかったら
「キーを上げる」「キーを下げる」とか言う
キーチェンジャーで馴染みもあるかと想います。

 

その「キー」に拠って
登場するコードの役割が変わってきます。

 

キーがCなら
トニック=C。サブドミナント=F。ドミナント=G7。

 

キーがFなら
トニック=F。サブドミ=B♭。ドミナント=C7。
※サブドミ=サブドミナント

 

キーがGなら
トニック=G。サブドミ=C。ドミナント=D7。

 

 

他にも12音全てから調(キー)を導き出せます。

 

***************

 

でも、まぁ、
まずはCのキーを覚え、
その後、
その1オクターブ内の真ん中にある
FかGのキーで使う和音(コード)を覚えれば、
「キーが高すぎて歌えない」とか
「低すぎて歌えない」とかの
対処は出来ると想います。

 

3コード

 

そして、
「基本は3コード。
3つのコードでどんな曲も弾けちゃうよ」

 

なんてセリフは聞いたことありませんか?

 

そうなんです。
もっと雑に言えば、
1コード弾いただけで
強引に歌っても、
それはそれなりの味のあるアレンジに成り得る
のです。

 

というわけで、
先ほど、
「トニック」「サブドミナント」「ドミナント」
という用語が出てきました。

 

各々のキーに於いて、

 

トニック
曲の主軸になる和音。

 

サブドミナント
「ところでまたある一方では・・・」
みたいな展開。
正面から映しているカメラを
別アングルのカメラに切り替える感じ。

 

ドミナントを鳴らすと、
次はだいたいトニックに戻って、曲が落ち着く。

 

他にもいろいろな名前のコードが出てきますが、
基本は、この3つのコードの役割のニュアンスを
担っています。

 

覚える順番

 

なので、
ウクレレを持って、
まず最初に覚えるコードは
「C」です。

 

1弦の3フレットを押さえるだけ。

 

このCだけ弾いて、
歌いたい歌を歌ってみましょう。

 

キーが高かったり低かったりして
歌いにくいのは後回し♪

 

C=ドミソ。
キーCに於いて、
大体の曲のメロディは
ドか、ソか、ミから始まります。

 

そして、Cだけではどうしても歌えないところを
FかG7(Gでも可)に変えてみましょう。

 

だいぶ歌い易くなると想います。

 

キーが高すぎる。低すぎる。で
歌いにくかったのならば、
キーをGにして。

 

Gだけを弾いて歌ってみて、
違和感あるところを
CかD7(Dでも可)に変えて歌ってみる。

 

その後に覚えていくこと

 

3つのコードで歌えるようになったなら
Cの暗い響きのAm。
Fの暗い響きのDm。
Gの暗い響きのEmを
覚えていきましょう。

 

大体、この6コードを覚えたら、
大概の曲は、これで成り立っています。

 

これ以外の和音が出てきたら、
転調したとか、
転調したようなニュアンスを出すとか。

 

あと、最終的に、
「ドミナントモーション」
という法則もあるのですが、
詰め込みすぎなので
ここでは割愛します。

 

ウクレレ教室へご招待

 

いかがでしょうか?
音を味わうことを基軸にした、
より簡単な理解で覚える音楽理論とウクレレ。

 

ご興味ありましたら、
ウクレレ教室をzoomでも行っています。

 

ウクレレ教室

ここではお伝えしきれなかった、
ニュアンスからの理解。
理解したからこそ端折れる数々の
簡単にしてしまう技を
お伝えします。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。
こちらのブログが
ご自身の音楽の理解への助けに
少しでもなってくれたら幸いです。

この記事を書いた人

平魚泳

ウクレレ弾いて、タイコ叩いて、笛を吹いて、歌う。詩人。音楽家。言葉の持つ力、音の持つ力を日々確かめています。

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