平魚泳 Hirasakana Oyogu

「コード=和音」とはいったいどういうことなのか

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3コードを覚える前に

 

以前、「3コードを覚えるといいよ」とか、
「コード=和音」などと、
軽く流してしまいましたが、
そもそも「和音」とは何なんでしょう?

 

曲を弾くのに必要な3コードの概念について

 

「和音」とは「和を成す音」。

 

しかし、「和を成す音」って
何なんでしょう?

 

少しずつ解きほぐしていきます。

 

言葉の定義

 

「和」というのは「響き合う」
という意味です。

 

漢語で「共鳴」。
英語で「ハーモニー」。

 

僕ら、響き合っていけたら
いいですね♪

 

宇宙と、自然と、世界中の人々と。

 

とてもポジティヴな響きのある
「共鳴」という言葉ですが、
物質的にどんな現象のことを言うのでしょうか?

 

実際に体験してみよう

 

まず、ウクレレを2台、チューニングしてください。
「ソドミラ〜」と。

 

そして、片方のウクレレを(べつにギターでもいいです)
どこのフレットも押さえず、
ポロン♪と鳴らしてください。

 

鳴らしてすぐ、4つの弦すべてを押さえて
ミュートしてください。

 

その瞬間、耳を澄ましてください。

 

どこかから、自分の鳴らしたウクレレの
残響音が聞こえてきませんか?

 

 

そうです。
音を合わせたもう一つのウクレレの弦が、
共鳴して鳴っているのです。

 

「わ!本当だ。すごい!」

 

「なるほど〜」

 

「当たり前だよね」

 

それぞれ感想あると思いますが、
そういうことなのです。

 

「同じ音の鳴る素質のある物質は、
鳴った音の空気の振動で共鳴し、
触れなくても同じ音が鳴る」

 

これが共鳴です。

 

3弦=ド(261Hz)を鳴らすと、
同じ261Hzが鳴る準備の出来ている物質は
一緒に響き始めるのです。

 

ドとソの共鳴(五度の共鳴)

 

では、ウクレレを1本にして、
3弦のドだけを鳴らして
すぐに3弦だけをミュートして下さい。

 

すると・・・
4弦が勝手に揺れて、響いて、
4弦の「ソ」の音が聞こえてきませんか?
正確に言うと、
4弦「ソ」の1オクターブ上の音です。

 

 

「ド」の音に対して、「ソ」の音も共鳴する。

 

この音を「倍音」。
英語で「ハーモニクス」と呼びます。

 

ホーミーを鳴らして純正律から考える

 

モンゴルの歌唱法で「ホーミー」と
呼ばれる発声方法があります。

 

ひとつのベース音から、
様々な倍音を響かせ、
倍音でメロディを奏でる。

 

これをドレミの概念で解説すると、
もう「ホーミー」とは呼べないかもしれませんが、
そんな「倍音唱法」で、
現代のドレミファソラシドに該当する
音律を奏でることが出来ます。

 

 

この「倍音唱法」で紡がれるメロディは
純粋な「純正律」であり、
現代のピアノを中心に調律される
「平均律」とは
まるで聴こえる響きは違うのですが、
「和音」の概念を知るためには、
必ず必要な知識です。

 

そんな、平均律で捉えられている
現代の「和音=コード」の概念、
C=ドミソ、F=ファラド、G=ソシレ。

 

どの和音もドミソと同じ
ドから半音4(フレット4個分)と
ドから半音7(フレット7個分)という
音の間隔で構成されています。

 

これが綺麗に響き合う「和音」と呼ばれる由縁です。

 

「ド」に対して「ソ」の音は
「純正律=倍音の響き」の中で、
同音から1オクターブ上が2倍音、
さらにその次の「3倍音」に当たる、
もっとも共鳴しやすい、
「ド」の音の成分から
聴こえてきやすい音なのです。
(正確には「平均律」と「純正律」では
Hz的にも誤差はあります)

 

和音ドミソに於ける「ミ」について

 

元音(ベース音)のドの音に
3倍音に近い成分、「ソ」の音が加わります。

 

4倍音は2オクターブ上の「ド」。
5倍音が2オクターブ上の「ミ」になります。

 

しかし、純正律の「ミ」は、
じつは平均律の「ミ」より、
だいぶ低いところにあります。
かといって「ミ♭」ほと低くない。

 

なので、
C=ドミソ。
Cm=ドミ♭ソ。

 

なんていう、
C=明るい響き、
Cm=暗い響き。
と定義される和音があるのではないかと、
(個人的な解釈ですが)
思っています。

 

完璧な和音、純正律の和音は
ドミソの「ミ」が
少し低い音程なんだな。

 

きっと本当にその和音を鳴らしたら、
音が「ひとつ」にしか聴こえないんだろうな・・・

 

いや、待てよ・・
ドの5倍音と、ミの4倍音で出会って、
そこで共鳴するわけだから、
同じ音階で鳴らしたドとミが
共鳴するわけじゃないのか。・・ふむふむ。

 

などと、思考と体験を繰り返している日々です。

 

次回予告

 

ブログ冒頭の

↑この図の説明には至りませんでしたm(_ _)m。

次回、このハーモニクスの波動解釈図を
体験とともに説明していこうと思っています。

 

ウクレレ教室へご招待

 

音を味わうことを基軸にした、
より簡単な理解で覚える音楽理論とウクレレ。
音楽がムズカシイことではないと、
よくわかりますよ♪

 

ご興味ありましたら、
ウクレレ教室をzoomでも行っています。

 

ウクレレ教室

この記事を書いた人

平魚泳

ウクレレ弾いて、タイコ叩いて、笛を吹いて、歌う。詩人。音楽家。言葉の持つ力、音の持つ力を日々確かめています。

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